岡山県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくらになるか【2026年版】

岡山県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくら

※本記事にはプロモーションが含まれます

岡山県の27市区町村のうち24自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい美作市(補助率1/2・上限300万円)の制度で、自己負担は約60万円です。補助を受けられるかどうかは美作市の審査や判定で決まります。

  • 岡山県の27市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは24自治体、無いと確認できたのは3自治体です
  • 上限額は50万円〜300万円(中央値50万円)。補助率は1/2が12自治体で最多
  • 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約60万円、中央値で約70万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
  • 申請は着工前が原則。契約や工事のあとでは対象外になる自治体がほとんどです
目次

解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)

出典(更新日) 木造30坪の目安 金額に含まれるもの(出典の説明)
HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) 90万〜150万円(坪3万〜5万円) 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明
LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) 120万〜150万円 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明
イエウール土地活用(2026年6月8日) 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明

いずれも全国を対象にした目安で、岡山県内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは岡山県に限った解体費用の相場データを確認できていないため、岡山県の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。

岡山県は特定空家型と老朽危険空家型がほぼ並び、岡山市・倉敷市・笠岡市のような自治体は空家法の特定空家等に絞る一方、津山市・玉野市・井原市などは自治体独自の危険空家の判定で対象を決めています。耐震除却型は備前市・真庭市・新庄村のように中山間を抱える自治体に集まっており、旧耐震という建てられた年代で切り分ける制度が山間部に多いのが県の特徴です。空き家バンクや跡地活用に条件を寄せるその他型を採る自治体は見当たらず、県内の制度はいずれかの型にきれいに収まっています。

岡山県の解体補助金はどんな制度が多い?

制度の型 自治体数 主な対象
老朽危険空家型 10 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物
耐震除却型 4 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅
特定空家型 10 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物
その他 0 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど

岡山県では特定空家型が10自治体(岡山市・倉敷市・笠岡市など)、老朽危険空家型が10自治体(津山市・玉野市・井原市など)、耐震除却型が4自治体(備前市・真庭市・新庄村など)です。

補助率 自治体数
1/2 12
1/3 9
2/3 1
2/5 1

補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)

順位 自治体 制度名 補助率 上限額
1 美作市 老朽危険空家等除却事業 1/2以内 特定空家(危険度判定100点以上)=300万円/一般空家(危険度判定100点未満)=50万円/応急措置=10万円
2 奈義町 奈義町空家除却工事補助(奈義町空家対策事業補助金交付要綱) 1/2 町内施工業者=150万円/町外施工業者=100万円(令和8年4月1日以降も町外事業者施工は100万円)
3 西粟倉村 西粟倉村老朽危険空き家除却事業補助制度 1/2 除却工事=150万円(注:国交省基準の1平米あたり除却工事費上限額×延床面積×1/2がこれを下回る場合はその金額が上限)/応急措置=10万円
4 美咲町 美咲町老朽危険家屋除却支援事業補助金 1/2 150万円(1,000円未満切捨て、別表により1平米当たりの工事費が9,000円未満なら延べ床面積×9,000円、9,000円以上なら延べ床面積×13,000円を基準に算定)
5 里庄町 里庄町空家等除却支援事業補助金(令和8年度) 1/2 60万円

上位に並ぶ美作市や西粟倉村は、危険度判定の点数で上限額が大きく分かれる仕組みで、判定を受けるまで自分がどちらの区分に入るか分かりません。奈義町のように施工業者を町内に頼むかどうかで上限が変わる自治体もあり、金額の高さは条件の重さと表裏一体です。上限だけを見て手厚いと決めつけず、判定や業者の条件まで確認する必要があります。

補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)

ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、岡山県の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、岡山県の制度あり23自治体を補助額の大きい順に並べました。

自治体 補助率 上限額 補助額(試算) 自己負担(試算)
美作市 1/2 300万円(区分あり) 60万円 60万円
奈義町 1/2 150万円(区分あり) 60万円 60万円
西粟倉村 1/2 150万円(区分あり) 60万円 60万円
美咲町 1/2 150万円(区分あり) 60万円 60万円
里庄町 1/2 60万円 60万円 60万円
倉敷市 1/2 50万円 50万円 70万円
笠岡市 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
井原市 1/2 50万円 50万円 70万円
浅口市 1/2 50万円 50万円 70万円
矢掛町 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
新庄村 2/3 50万円(区分あり) 50万円 70万円
鏡野町 1/2 50万円 50万円 70万円
勝央町 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
久米南町 2/5 50万円 48万円 72万円
岡山市 1/3 60万円(区分あり) 40万円 80万円

岡山県の23自治体の自己負担(試算)は60万円〜80万円に散らばり、70万円台が9自治体と最も多く、50万円以下まで下がる自治体はありません。
※各自治体の公式サイトを2026年9月20日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。

試算表の並びで目立つのは、上限額も補助率も同じ組み合わせの自治体が多く、自己負担が同じ水準にまとまっている点です。倉敷市や井原市のような市も鏡野町や矢掛町のような町も、この型に入れば自己負担は変わりません。一方で久米南町や岡山市のように補助率が低い自治体は上限に届く前に頭打ちになり、同じ並びでも仕組みが違います。

残り8自治体を含む全制度は岡山県の空き家解体補助金一覧へ。

岡山県で補助を使うときの落とし穴

岡山県では奈義町のように、施工を町内業者に頼むか町外業者に頼むかで上限額そのものが変わる自治体があります。勝央町のように、解体の補助とは別に上下水道部への届出まで案内している自治体もあり、業者選びと役所への手続きが二重に絡んでくる点に注意が必要です。

  • 着工前申請: 岡山県では16自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
  • 業者の地域縛り: 岡山市・倉敷市・津山市・玉野市などの16自治体が市内・町内の業者に限定しています
  • 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります

補助額は見積額で決まる

補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。岡山県の主流である1/2の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も5万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。

解体工事比較ナビ

こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方

できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。

利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。

解体せずに売る選択肢

古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。

ラクウル(空き家の買取)

こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方

できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。

全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。

よくある質問

岡山県で補助金が無い3自治体(総社市・赤磐市・早島町)の空き家はどうすればいい?

解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。岡山県では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。

岡山県で最も手厚い美作市の制度は誰でも使えますか?

美作市の制度は「市内にあり、空き家になってから1年以上経過し、老朽化により周辺に悪影響があると認められるもの。同じ敷地内にある建物のすべてが空き家であること。個人所有であること。公共事業などによる移転や建替え等の補償対象ではないこと。他の補助金等の交付を受けていないこと」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率1/2・上限300万円という数字だけで判断せず、美作市の記事で条件を確認してください。

まとめ

  • 岡山県の27市区町村のうち24自治体に解体補助があり、上限は50万円〜300万円
  • 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい美作市で自己負担は約60万円(試算)
  • 同じ計算での自己負担の中央値は70万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第

岡山県の市区町村ごとの補助金を見る

他の都道府県の解体補助金

本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。

参考文献

  • 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
  • HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
  • LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
  • イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

たたみさんのアバター たたみさん 実家じまいプロ 編集担当

「実家じまいプロ」の案内人(ペンネーム)。親の家とお墓を片づける手続きを、自治体の公式サイトを1件ずつ確認しながら書いています。窓口の運用は自治体ごとに違うため、申請の前には各自治体への確認をおすすめしています。

コメント

コメントする

目次