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和歌山県の30市区町村のうち24自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい紀の川市(補助率4/5・上限100万円)の制度で、自己負担は約24万円です。補助を受けられるかどうかは紀の川市の審査や判定で決まります。
- 和歌山県の30市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは24自治体、無いと確認できたのは6自治体です
- 上限額は50万円〜100万円(中央値60万円)。補助率は2/3が11自治体で最多
- 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約24万円、中央値で約60万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
- 申請は着工前が原則。契約や工事のあとでは対象外になる自治体がほとんどです
解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)
| 出典(更新日) | 木造30坪の目安 | 金額に含まれるもの(出典の説明) |
|---|---|---|
| HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) | 90万〜150万円(坪3万〜5万円) | 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明 |
| LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) | 120万〜150万円 | 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明 |
| イエウール土地活用(2026年6月8日) | 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 | 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明 |
いずれも全国を対象にした目安で、和歌山県内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは和歌山県に限った解体費用の相場データを確認できていないため、和歌山県の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。
和歌山県は自治体が独自に危険と判定する老朽危険空家型が和歌山市・海南市・有田市など県内の大半を占め、橋本市・由良町・印南町は空家法の特定空家に絞った制度を採っています。広川町・日高町・日高川町のように空き家バンクや跡地活用と組み合わせた自治体もあり、耐震除却型を選ぶのは美浜町のみとやや少数派です。補助率は工事費の大部分をまかなう水準でそろう自治体が多く、紀伊半島の沿岸から山間まで幅広く手厚さの土台が整っている印象です。
和歌山県の解体補助金はどんな制度が多い?
| 制度の型 | 自治体数 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 老朽危険空家型 | 17 | 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物 |
| 耐震除却型 | 1 | 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅 |
| 特定空家型 | 3 | 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物 |
| その他 | 3 | 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど |
和歌山県では老朽危険空家型が17自治体(和歌山市・海南市・有田市など)、特定空家型が3自治体(橋本市・由良町・印南町)、その他が3自治体(広川町・日高町・日高川町)、耐震除却型が1自治体(美浜町)です。
| 補助率 | 自治体数 |
|---|---|
| 2/3 | 11 |
| 4/5 | 8 |
| 1/3 | 1 |
| 1/2 | 1 |
| 3/4 | 1 |
補助率が4/5以上と高いのは橋本市・有田市・御坊市・紀の川市・かつらぎ町などの8自治体です。
補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)
| 順位 | 自治体 | 制度名 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 紀の川市 | 不良空家の除却に係る補助金交付事業 | 4/5(除却工事費と国の標準除却費のいずれか少ない方に5分の4を乗じる) | 100万円 |
| 2 | 北山村 | 北山村老朽空き家解体事業補助金 | 個人:不良住宅除却・跡地活用空き家除却=4/5 / 不用空き家除却=1/2。法人:不良住宅除却・跡地活用空き家除却=1/2 / 不用空き家除却=1/4 | 個人:不良住宅除却・跡地活用空き家除却=100万円 / 不用空き家除却=50万円。法人:不良住宅除却・跡地活用空き家除却=100万円 / 不用空き家除却=30万円 |
| 3 | 有田市 | 有田市不良空家等除却補助事業 | 8/10(10分の8) | 80万円(国土交通大臣が定める標準除却費または除却工事費のいずれか少ない方が上限) |
| 4 | 御坊市 | 御坊市老朽危険空家除却事業補助金 | 評点100点以上=4/5(工事金額の4/5)/評点60点以上100点未満(耐震性能を有しない)=23% | 評点100点以上=80万円/評点60点以上100点未満=40万円 |
| 5 | 湯浅町 | 老朽危険空家除却補助事業 | 8/10(10分の8) | 80万円(補助対象工事に要する経費または国土交通大臣が定める標準除却費のいずれか少ない方) |
上位の北山村は個人か法人か、跡地をどう使うかで補助率も上限額も細かく分かれており、有田市や湯浅町も国が定める標準除却費と実際の工事費の低いほうで計算する仕組みです。御坊市のように評点の高さで補助率そのものが下がる自治体もあり、上位に名前があるからといって誰でも同じ金額を受け取れるわけではありません。申請者や跡地の条件まで含めて確かめる必要があります。
補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)
ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、和歌山県の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、和歌山県の制度あり22自治体を補助額の大きい順に並べました。
| 自治体 | 補助率 | 上限額 | 補助額(試算) | 自己負担(試算) |
|---|---|---|---|---|
| 紀の川市 | 4/5 | 100万円(区分あり) | 96万円 | 24万円 |
| 北山村 | 4/5 | 100万円(区分あり) | 96万円 | 24万円 |
| 有田市 | 4/5 | 80万円(区分あり) | 80万円 | 40万円 |
| 御坊市 | 4/5 | 80万円(区分あり) | 80万円 | 40万円 |
| 湯浅町 | 4/5 | 80万円(区分あり) | 80万円 | 40万円 |
| 日高川町 | 4/5 | 80万円(区分あり) | 80万円 | 40万円 |
| 紀美野町 | 2/3 | 記載なし(率のみで試算) | 80万円 | 40万円 |
| 印南町 | 3/4 | 75万円 | 75万円 | 45万円 |
| 橋本市 | 4/5 | 60万円(区分あり) | 60万円 | 60万円 |
| 田辺市 | 2/3 | 60万円 | 60万円 | 60万円 |
| 新宮市 | 2/3 | 60万円 | 60万円 | 60万円 |
| みなべ町 | 2/3 | 60万円(区分あり) | 60万円 | 60万円 |
| 白浜町 | 2/3 | 60万円 | 60万円 | 60万円 |
| 上富田町 | 2/3 | 60万円 | 60万円 | 60万円 |
| 和歌山市 | 2/3 | 50万円 | 50万円 | 70万円 |
和歌山県の22自治体の自己負担(試算)は24万円〜80万円に散らばり、70万円台が7自治体と最も多く、50万円以下まで下がるのは8自治体です。
※各自治体の公式サイトを2026年9月20日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。
和歌山県は補助率が同じくらいの水準にそろう自治体が多いため、自己負担も似た並びに集まって見えます。紀の川市や北山村のようにひときわ高い補助率を使える自治体だけが際立って低い負担で済み、それ以外は上限額の違いで少しずつ差がつく程度です。表の中ほどに集まっているからといって、自分の自治体も同じ並びとは限りません。
残り7自治体を含む全制度は和歌山県の空き家解体補助金一覧へ。
和歌山県で補助を使うときの落とし穴
和歌山県の海南市は所有者や相続人の所得が一定を超えると対象外になる条件があり、解体費補助というと所得を問わない印象を持っていると見落としがちです。有田川町のように、見積もりを取る前に「不良空家」の認定を済ませておかないと交付につながらない自治体もあります。
- 着工前申請: 和歌山県では19自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
- 先着・抽選: 海南市・橋本市・新宮市・印南町などの6自治体が件数枠を設けています
- 業者の地域縛り: 有田市・御坊市・新宮市・広川町などの9自治体が市内・町内の業者に限定しています
- 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります
補助額は見積額で決まる
補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。和歌山県の主流である2/3の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も3.3万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。
解体工事比較ナビ
こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方
できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。
利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。
解体せずに売る選択肢
古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。
ラクウル(空き家の買取)
こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方
できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。
全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。
よくある質問
和歌山県で補助金が無い6自治体(岩出市・九度山町・高野町・すさみ町など)の空き家はどうすればいい?
解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。和歌山県では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。
和歌山県で最も手厚い紀の川市の制度は誰でも使えますか?
紀の川市の制度は「市に所在し住まなくなった日から1年以上経過している建築物(居住用または延床面積の2分の1以上が居住用)で、周辺の建築物や道路等公共施設に悪影響を及ぼしている(または及ぼす恐れがある)、市の判定基準で評点が100点以上となり市の「不良空家」認定を受けた建築物」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率4/5・上限100万円という数字だけで判断せず、紀の川市の記事で条件を確認してください。
まとめ
- 和歌山県の30市区町村のうち24自治体に解体補助があり、上限は50万円〜100万円
- 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい紀の川市で自己負担は約24万円(試算)
- 同じ計算での自己負担の中央値は60万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第
和歌山県の市区町村ごとの補助金を見る
- 和歌山県の空き家解体補助金一覧(30市区町村・制度なしも掲載)
- 試算に載った自治体の記事: 紀の川市、北山村、有田市、御坊市、湯浅町、日高川町、紀美野町、印南町、橋本市、田辺市、新宮市、みなべ町、白浜町、上富田町、和歌山市
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本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。
参考文献
- 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
- HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
- LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
- イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/


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