山梨県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくらになるか【2026年版】

山梨県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくら

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山梨県の27市区町村のうち16自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい鳴沢村(補助率2/3・上限100万円)の制度で、自己負担は約40万円です。補助を受けられるかどうかは鳴沢村の審査や判定で決まります。

  • 山梨県の27市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは16自治体、無いと確認できたのは11自治体です
  • 上限額は10万円〜100万円(中央値50万円)。補助率は1/2が13自治体で最多
  • 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約40万円、中央値で約70万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
  • 申請は着工前が原則。契約や工事のあとでは対象外になる自治体がほとんどです
目次

解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)

出典(更新日) 木造30坪の目安 金額に含まれるもの(出典の説明)
HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) 90万〜150万円(坪3万〜5万円) 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明
LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) 120万〜150万円 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明
イエウール土地活用(2026年6月8日) 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明

いずれも全国を対象にした目安で、山梨県内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは山梨県に限った解体費用の相場データを確認できていないため、山梨県の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。

山梨県は都留市・身延町・富士川町のような老朽危険空家型と、山梨市・韮崎市・南アルプス市のように空き家バンクと結びつけたその他型が同じくらいの広がりを見せ、甲府市・富士吉田市・笛吹市の耐震除却型、甲斐市・上野原市・早川町の特定空家型も混ざる、型のバリエーションが多い県です。補助率はほとんどの自治体で共通の水準にそろっており、鳴沢村だけが一段高い設定です。富士山麓や山間部の別荘地・移住先としての事情が、空き家バンク連動型の多さに表れているようです。

山梨県の解体補助金はどんな制度が多い?

制度の型 自治体数 主な対象
老朽危険空家型 6 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物
耐震除却型 3 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅
特定空家型 3 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物
その他 4 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど

山梨県では老朽危険空家型が6自治体(都留市・身延町・富士川町など)、その他が4自治体(山梨市・韮崎市・南アルプス市など)、耐震除却型が3自治体(甲府市・富士吉田市・笛吹市)、特定空家型が3自治体(甲斐市・上野原市・早川町)です。

補助率 自治体数
1/2 13
2/3 1

補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)

順位 自治体 制度名 補助率 上限額
1 鳴沢村 鳴沢村老朽空家除却事業費補助金 2/3 100万円
2 富士吉田市 富士吉田市老朽化空家除却事業費補助金 1/2 100万円(補助対象経費の1/2または100万円のいずれか低い額)
3 韮崎市 韮崎市空き家バンク登録物件解体工事補助金 1/2 100万円(解体工事費用の半額補助)
4 笛吹市 笛吹市空家等解体費補助金 1/2 100万円
5 甲州市 甲州市空き家バンク登録促進事業補助金(解体等事業) 1/2 100万円(解体等事業)。清掃等事業(家財処分・清掃・除草等)と併用する場合は、解体等事業の補助額から清掃等事業の補助額を差し引いた額となる

上位の韮崎市と甲州市は、空き家バンクに登録した物件でなければ使えない制度で、上限額の大きさは登録という手続きとセットです。甲州市はさらに清掃や家財処分の補助と併用すると解体側の金額が減る仕組みもあり、単純に上限額を足し算できません。鳴沢村や富士吉田市、笛吹市は登録なしでも使えますが、それでも上限額に届くには対象経費の実額が条件になります。

補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)

ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、山梨県の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、山梨県の制度あり16自治体を補助額の大きい順に並べました。

自治体 補助率 上限額 補助額(試算) 自己負担(試算)
鳴沢村 2/3 100万円 80万円 40万円
富士吉田市 1/2 100万円(区分あり) 60万円 60万円
韮崎市 1/2 100万円 60万円 60万円
笛吹市 1/2 100万円 60万円 60万円
甲州市 1/2 100万円 60万円 60万円
都留市 1/2 60万円(区分あり) 60万円 60万円
甲府市 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
甲斐市 1/2 50万円 50万円 70万円
上野原市 1/2 50万円 50万円 70万円
早川町 1/2 50万円 50万円 70万円
身延町 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
富士川町 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
昭和町 1/2 50万円 50万円 70万円
小菅村 1/2 50万円 50万円 70万円
山梨市 定額 20万円 20万円 100万円

山梨県の16自治体の自己負担(試算)は40万円〜110万円に散らばり、70万円台が8自治体と最も多く、50万円以下まで下がるのは1自治体です。
※各自治体の公式サイトを2026年9月20日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。

山梨県は補助率がほとんどの自治体で同じにそろっているため、自己負担の差は上限額の高さだけで決まります。鳴沢村のように補助率自体が高い例外を除けば、上限額が高い自治体ほど負担が軽く、山梨市のように定額で上限そのものが低い自治体は際立って重くなります。並びの近さは補助率の共通性によるもので、条件の重さが同じという意味ではありません。

残り1自治体を含む全制度は山梨県の空き家解体補助金一覧へ。

山梨県で補助を使うときの落とし穴

山梨県の甲府市や山梨市は、空き家バンクに登録して買い手が決まり、売買契約が成立して初めて申請できる制度です。解体を先に済ませてしまうと使えなくなるため、更地にしてから売りたいと考える人ほど、良かれと思った順番のほうがかえって遠回りになりがちです。

  • 着工前申請: 山梨県では12自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
  • 先着・抽選: 南アルプス市の1自治体が件数枠を設けています
  • 業者の地域縛り: 都留市・山梨市・南アルプス市・上野原市などの6自治体が市内・町内の業者に限定しています
  • 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります

補助額は見積額で決まる

補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。山梨県の主流である1/2の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も5万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。

解体工事比較ナビ

こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方

できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。

利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。

解体せずに売る選択肢

古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。

ラクウル(空き家の買取)

こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方

できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。

全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。

よくある質問

山梨県で補助金が無い11自治体(大月市・北杜市・中央市・市川三郷町など)の空き家はどうすればいい?

解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。山梨県では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。

山梨県で最も手厚い鳴沢村の制度は誰でも使えますか?

鳴沢村の制度は「村内に存する個人所有の住宅で、過去に連続して5年以上生活の本拠として常用された実績のあるもの(併用住宅は延べ床面積の過半が居住用のものに限る)。所有権以外の権利が未登記(権利者が除却に同意している場合を除く)、公共事業等の補償対象になっておらず、空家法上の特定空家等に該当しないもの」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率2/3・上限100万円という数字だけで判断せず、鳴沢村の記事で条件を確認してください。

まとめ

  • 山梨県の27市区町村のうち16自治体に解体補助があり、上限は10万円〜100万円
  • 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい鳴沢村で自己負担は約40万円(試算)
  • 同じ計算での自己負担の中央値は70万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第

山梨県の市区町村ごとの補助金を見る

他の都道府県の解体補助金

本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。

参考文献

  • 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
  • HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
  • LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
  • イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/

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この記事を書いた人

たたみさんのアバター たたみさん 実家じまいプロ 編集担当

「実家じまいプロ」の案内人(ペンネーム)。親の家とお墓を片づける手続きを、自治体の公式サイトを1件ずつ確認しながら書いています。窓口の運用は自治体ごとに違うため、申請の前には各自治体への確認をおすすめしています。

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