長野県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくらになるか【2026年版】

長野県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくら

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長野県の77市区町村のうち52自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい大鹿村(補助率4/5・上限150万円)の制度で、自己負担は約24万円です。補助を受けられるかどうかは大鹿村の審査や判定で決まります。

  • 長野県の77市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは52自治体、無いと確認できたのは24自治体です
  • 上限額は10万円〜150万円(中央値50万円)。補助率は1/2が31自治体で最多
  • 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約24万円、中央値で約70万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
  • ただし2自治体は今年度の受付を終了しています。申請は着工前が原則なので、解体を決める前に窓口へ
目次

解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)

出典(更新日) 木造30坪の目安 金額に含まれるもの(出典の説明)
HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) 90万〜150万円(坪3万〜5万円) 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明
LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) 120万〜150万円 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明
イエウール土地活用(2026年6月8日) 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明

いずれも全国を対象にした目安で、長野県内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは長野県に限った解体費用の相場データを確認できていないため、長野県の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。

長野県は老朽危険空家型に加えて、空き家バンクや跡地活用と結びつけた「その他」の制度も多く、飯田市や諏訪市、伊那市のように移住や活用を条件にする自治体が目立ちます。松本市や大町市、飯山市のような耐震除却型の自治体もあり、大鹿村や長野市、須坂市のように高い率と高い上限額を組み合わせた山間部の村も存在します。市区町村の数がもともと多い分、老朽・耐震・活用という三つの色合いがはっきり分かれているのが長野県の特徴です。

長野県の解体補助金はどんな制度が多い?

制度の型 自治体数 主な対象
老朽危険空家型 21 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物
耐震除却型 10 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅
特定空家型 1 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物
その他 20 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど

長野県では老朽危険空家型が21自治体(長野市・上田市・岡谷市など)、その他が20自治体(飯田市・諏訪市・伊那市など)、耐震除却型が10自治体(松本市・大町市・飯山市など)、特定空家型が1自治体(高山村)です。

補助率 自治体数
1/2 31
4/5 9
1/10 3
1/3 3
1/4 1
1/5 1

補助率が4/5以上と高いのは長野市・岡谷市・須坂市・中野市・下諏訪町などの9自治体です。

補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)

順位 自治体 制度名 補助率 上限額
1 大鹿村 老朽空き家対策事業補助金 8/10 150万円(令和7年度より50万円から増額)
2 長野市 老朽危険空き家解体事業補助金(長野市空き家解体・利活用事業補助金) 主な解体建物の延べ面積に応じて国が定める除却工事費の10分の8の額、又は補助対象経費(解体工事に要する費用)の10分の5の額のいずれか少ない額(上乗せ補助対象者は10分の6) 100万円(上乗せ補助対象者は最大20万円上乗せで120万円)
3 須坂市 須坂市老朽危険空き家解体等事業補助金(老朽危険空き家解体事業) 次のいずれか低い額の5分の4:(1)国が定める標準除却工事費(延床面積から算出)の5分の4 (2)補助対象経費(解体工事費)の5分の4 100万円
4 中野市 中野市空き家活用等事業補助金(老朽危険空き家除却事業) 5分の4以内 100万円(空き家が居住誘導区域内にある場合は200万円)
5 高山村 高山村空家等解体補助金 5分の4 100万円

大鹿村、長野市、須坂市、中野市、高山村という上位の自治体は、いずれも高い補助率と高い上限額を組み合わせている点で共通していますが、中野市のように居住誘導区域内かどうかで上限額が倍近く変わる自治体もあります。飯田市のように解体後に跡地へ住宅を建てることまで条件にする珍しい制度も混じり、金額の高さだけを見ていると自分の使い方に合わない制度を選んでしまいかねません。上限の高さと、跡地をどう使うかという条件を分けて確かめてください。

補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)

ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、長野県の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、長野県の制度あり48自治体を補助額の大きい順に並べました。

自治体 補助率 上限額 補助額(試算) 自己負担(試算)
大鹿村 4/5 150万円(区分あり) 96万円 24万円
須坂市 4/5 100万円(区分あり) 96万円 24万円
中野市 4/5 100万円(区分あり) 96万円 24万円
高山村 4/5 100万円 96万円 24万円
下諏訪町 4/5 80万円 80万円 40万円
千曲市 1/2 100万円(区分あり) 60万円 60万円
宮田村 1/2 100万円 60万円 60万円
阿智村 1/2 100万円 60万円 60万円
喬木村 1/2 100万円 60万円 60万円
豊丘村 1/2 100万円 60万円 60万円
松川村 1/2 100万円 60万円 60万円
飯山市 1/2 97.9万円 60万円 60万円
大町市 1/2 97.8万円 60万円 60万円
小布施町 1/2 97.8万円 60万円 60万円
東御市 1/2 75万円 60万円 60万円

長野県の48自治体の自己負担(試算)は24万円〜110万円に散らばり、70万円台が22自治体と最も多く、50万円以下まで下がるのは5自治体です。
※各自治体の公式サイトを2026年9月20日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。

長野県は自治体の数そのものが多いため、大鹿村や長野市のように上限も率も高い自治体と、多くの自治体のように率は標準的でも上限額が横並びになっている自治体とに分かれ、自己負担の分布も幅広くなっています。中位に集まる自治体が多いのは、率が同じ水準の制度を採る自治体が多いためで、上限額の違いだけで順位が入れ替わっている面もあります。同じ自己負担でも、上限で頭打ちになっているのか率がそのまま効いているのかを見分けてください。

残り33自治体を含む全制度は長野県の空き家解体補助金一覧へ。

長野県で補助を使うときの落とし穴

長野県では松本市のように工事を頼む業者を市内の事業者に限る自治体が多く、飯田市のように解体後に跡地へ住宅を建てることまで条件になる珍しい制度もあります。木祖村のように逆に建て替え目的の解体を対象外とする村もあり、自分の使い方に合う制度かどうかの見極めが要ります。

  • 着工前申請: 長野県では43自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
  • 今年度の受付終了: 松本市・上田市の2自治体。来年度の募集は多くが4〜6月に始まります
  • 先着・抽選: 茅野市・千曲市・安曇野市・辰野町などの5自治体が件数枠を設けています
  • 業者の地域縛り: 須坂市・佐久穂町・阿南町・上松町などの7自治体が市内・町内の業者に限定しています
  • 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります

補助額は見積額で決まる

補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。長野県の主流である1/2の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も5万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。

解体工事比較ナビ

こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方

できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。

利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。

解体せずに売る選択肢

古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。

ラクウル(空き家の買取)

こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方

できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。

全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。

よくある質問

長野県で補助金が無い24自治体(小諸市・駒ヶ根市・南相木村・軽井沢町など)の空き家はどうすればいい?

解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。長野県では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。

長野県で最も手厚い大鹿村の制度は誰でも使えますか?

大鹿村の制度は「美しい集落環境の維持と防災、獣害防止等に寄与するため、老朽化して危険な空き家の撤去及び清掃等を行う費用が対象。補助対象者は空き家及びその土地の所有権、または売買・賃貸を行うことができる権利を有する方」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率4/5・上限150万円という数字だけで判断せず、大鹿村の記事で条件を確認してください。

まとめ

  • 長野県の77市区町村のうち52自治体に解体補助があり、上限は10万円〜150万円
  • 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい大鹿村で自己負担は約24万円(試算)
  • 同じ計算での自己負担の中央値は70万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第

長野県の市区町村ごとの補助金を見る

他の都道府県の解体補助金

本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。

参考文献

  • 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
  • HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
  • LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
  • イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/

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この記事を書いた人

たたみさんのアバター たたみさん 実家じまいプロ 編集担当

「実家じまいプロ」の案内人(ペンネーム)。親の家とお墓を片づける手続きを、自治体の公式サイトを1件ずつ確認しながら書いています。窓口の運用は自治体ごとに違うため、申請の前には各自治体への確認をおすすめしています。

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