神奈川県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくらになるか【2026年版】

神奈川県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくら

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神奈川県の33市区町村のうち15自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい相模原市(補助率1/2・上限50万円)の制度で、自己負担は約70万円です。補助を受けられるかどうかは相模原市の審査や判定で決まります。

  • 神奈川県の33市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは15自治体、無いと確認できたのは18自治体です
  • 上限額は30万円〜100万円(中央値50万円)。補助率は1/2が12自治体で最多
  • 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約70万円、中央値で約70万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
  • ただし1自治体は今年度の受付を終了しています。申請は着工前が原則なので、解体を決める前に窓口へ
目次

解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)

出典(更新日) 木造30坪の目安 金額に含まれるもの(出典の説明)
HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) 90万〜150万円(坪3万〜5万円) 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明
LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) 120万〜150万円 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明
イエウール土地活用(2026年6月8日) 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明

いずれも全国を対象にした目安で、神奈川県内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは神奈川県に限った解体費用の相場データを確認できていないため、神奈川県の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。

神奈川県は横浜市や横須賀市、小田原市のように耐震除却型を軸にする自治体が最も多く、老朽危険空家型は川崎市や相模原市などにとどまります。松田町や湯河原町は空家法の特定空家等に絞った制度で、清川村だけがその他の枠組みという構成です。人口の多い自治体ほど制度が無いか耐震という別の切り口になっており、解体そのものに使える補助を探すなら、まず自分の市区町村に制度があるかどうかから確認したほうがよさそうです。

神奈川県の解体補助金はどんな制度が多い?

制度の型 自治体数 主な対象
老朽危険空家型 3 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物
耐震除却型 9 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅
特定空家型 2 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物
その他 1 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど

神奈川県では耐震除却型が9自治体(横浜市・横須賀市・小田原市など)、老朽危険空家型が3自治体(川崎市・相模原市・愛川町)、特定空家型が2自治体(松田町・湯河原町)、その他が1自治体(清川村)です。

補助率 自治体数
1/2 12
1/3 1

補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)

順位 自治体 制度名 補助率 上限額
1 清川村 空き家解体費補助金制度 1/3以内 100万円(令和7年度より拡充)
2 川崎市 住宅等不燃化推進事業(老朽建築物除却工事) 不明(上限額のみ公表) 老朽建築物の解体除却工事=最大100万円
3 相模原市 危険な老朽空き家等除却費補助金(空き家解体費補助) 1/2 50万円(補助対象者及び世帯員全員が非課税者の場合は上限80万円)。補助対象経費の1/2または床面積×国交大臣の定める標準除却費のいずれか低い額
4 厚木市 老朽空き家解体工事補助金 1/2(解体工事費が100万円未満の場合は解体工事費の2分の1) 50万円(解体工事費が100万円以上の場合は50万円)
5 海老名市 解体工事補助金(木造住宅耐震化促進関係補助金の一メニュー) 1/2 50万円(基本額30万円+加算額各10万円。加算条件は(1)非課税世帯の場合(2)空き家の場合[居住その他の使用がされていないことが半年以上確認できること])

上位の相模原市は世帯全員が住民税非課税かどうかで上限が変わり、海老名市も非課税世帯であることや空き家であることが半年以上確認できるかで加算の有無が決まります。清川村は制度そのものを直近で拡充したばかりで、上限額の並びは所得や居住実態といった個人の条件しだいで動く部分が大きく、表の数字は目安にとどめたほうがよさそうです。

補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)

ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、神奈川県の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、神奈川県の制度あり13自治体を補助額の大きい順に並べました。

自治体 補助率 上限額 補助額(試算) 自己負担(試算)
相模原市 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
厚木市 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
海老名市 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
大磯町 1/2 50万円 50万円 70万円
二宮町 1/2 50万円 50万円 70万円
松田町 1/2 50万円 50万円 70万円
箱根町 1/2 50万円 50万円 70万円
小田原市 1/2 45万円(区分あり) 45万円 75万円
清川村 1/3 100万円 40万円 80万円
愛川町 1/2 40万円 40万円 80万円
茅ヶ崎市 1/2 36万円(区分あり) 36万円 84万円
横須賀市 1/2 35万円(区分あり) 35万円 85万円
湯河原町 1/2 30万円(区分あり) 30万円 90万円

神奈川県の13自治体の自己負担(試算)は70万円〜90万円に散らばり、70万円台が8自治体と最も多く、50万円以下まで下がる自治体はありません。
※各自治体の公式サイトを2026年9月20日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。

神奈川県は相模原市・厚木市・海老名市など多くの自治体が同じ水準に集まっており、他県ほど自己負担の差が開かないのが特徴です。清川村だけが控えめな区分のぶん上限額で補って中間の水準に収まっており、人口の多い自治体ほど制度自体の重さがそろっているぶん、業者選びなど制度以外の部分で差をつけるしかない県ともいえます。

神奈川県で補助を使うときの落とし穴

神奈川県では、横須賀市や湯河原町のように、工事を頼める業者が市内・町内に本店があるところに限られる自治体があります。小田原市は今年度の受付をすでに終えており、来年度の募集を気長に待つほかない自治体もあることを、頭の片隅に置いておきたいところです。

  • 着工前申請: 神奈川県では14自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
  • 今年度の受付終了: 小田原市の1自治体。来年度の募集は多くが4〜6月に始まります
  • 業者の地域縛り: 湯河原町の1自治体が市内・町内の業者に限定しています
  • 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります

補助額は見積額で決まる

補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。神奈川県の主流である1/2の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も5万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。

解体工事比較ナビ

こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方

できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。

利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。

解体せずに売る選択肢

古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。

ラクウル(空き家の買取)

こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方

できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。

全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。

よくある質問

神奈川県で補助金が無い18自治体(平塚市・鎌倉市・藤沢市・逗子市など)の空き家はどうすればいい?

解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。神奈川県では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。

神奈川県で最も手厚い相模原市の制度は誰でも使えますか?

相模原市の制度は「空家等対策の推進に関する特別措置法に規定する空家等のうち、市内に所在する老朽空家等の戸建て住宅(特定空家等に対する勧告を受けていないもの、公共事業の補償対象になっていないもの、建築基準法の接道要件を満たさず特定行政庁の許可も得ていない敷地の空家等は対象外)」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率1/2・上限50万円という数字だけで判断せず、相模原市の記事で条件を確認してください。

まとめ

  • 神奈川県の33市区町村のうち15自治体に解体補助があり、上限は30万円〜100万円
  • 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい相模原市で自己負担は約70万円(試算)
  • 同じ計算での自己負担の中央値は70万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第

神奈川県の市区町村ごとの補助金を見る

他の都道府県の解体補助金

本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。

参考文献

  • 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
  • HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
  • LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
  • イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/

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この記事を書いた人

たたみさんのアバター たたみさん 実家じまいプロ 編集担当

「実家じまいプロ」の案内人(ペンネーム)。親の家とお墓を片づける手続きを、自治体の公式サイトを1件ずつ確認しながら書いています。窓口の運用は自治体ごとに違うため、申請の前には各自治体への確認をおすすめしています。

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