長崎県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくらになるか【2026年版】

長崎県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくら

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長崎県の21市区町村のうち16自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい小値賀町(補助率4/5・上限150万円)の制度で、自己負担は約24万円です。補助を受けられるかどうかは小値賀町の審査や判定で決まります。

  • 長崎県の21市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは16自治体、無いと確認できたのは5自治体です
  • 上限額は30万円〜150万円(中央値50万円)。補助率は1/2が10自治体で最多
  • 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約24万円、中央値で約70万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
  • ただし1自治体は今年度の受付を終了しています。申請は着工前が原則なので、解体を決める前に窓口へ
目次

解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)

出典(更新日) 木造30坪の目安 金額に含まれるもの(出典の説明)
HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) 90万〜150万円(坪3万〜5万円) 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明
LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) 120万〜150万円 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明
イエウール土地活用(2026年6月8日) 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明

いずれも全国を対象にした目安で、長崎県内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは長崎県に限った解体費用の相場データを確認できていないため、長崎県の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。

長崎県は老朽危険空家型がほぼ全てを占め、長崎市や佐世保市、島原市といった大きな市から壱岐市や対馬市、小値賀町のような離島の自治体まで、同じ型の制度で運用されています。小値賀町や壱岐市のように離島であることを踏まえて上限額を高く設定している自治体がある一方、佐世保市のように市内業者への限定が付く自治体もあり、離島か本土かで制度の使い勝手が変わってくるのが長崎県らしいところです。

長崎県の解体補助金はどんな制度が多い?

制度の型 自治体数 主な対象
老朽危険空家型 15 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物
耐震除却型 1 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅
特定空家型 0 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物
その他 0 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど

長崎県では老朽危険空家型が15自治体(長崎市・佐世保市・島原市など)、耐震除却型が1自治体(波佐見町)です。

補助率 自治体数
1/2 10
1/3 2
4/5 1

補助率が4/5以上と高いのは小値賀町の1自治体です。

補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)

順位 自治体 制度名 補助率 上限額
1 小値賀町 小値賀町老朽危険家屋除却支援事業補助金 除却工事費(標準除却費と実費の低い方)の8/10 150万円
2 壱岐市 壱岐市老朽危険家屋除却支援事業補助金 1/2(除却工事費(標準除却費を上限)の8/10に対して) 100万円
3 新上五島町 新上五島町老朽危険空き家除却費補助事業 不明 100万円
4 平戸市 平戸市老朽危険空き家除却事業補助金 1/2(解体・運搬・処分費用の8/10、又は床面積×標準除却費の8/10のいずれか少ない額に対して) 80万円
5 南島原市 老朽危険空家除却費支援事業 1/2以内 80万円

小値賀町、壱岐市、新上五島町、平戸市、南島原市という上位の自治体は、離島や半島部が多く、離島であることが上限額の高さにつながっているように見えます。ただし壱岐市や平戸市のように率そのものは標準的で、業者の運搬費がかかりやすい立地条件が絡んでいる可能性があり、金額の大きさだけで手厚さを判断しない方がよさそうです。本土側の長崎市や佐世保市は上位に入らず、町なかの自治体ほど上限額が控えめな傾向も見えます。

補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)

ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、長崎県の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、長崎県の制度あり5自治体を補助額の大きい順に並べました。

自治体 補助率 上限額 補助額(試算) 自己負担(試算)
小値賀町 4/5 150万円 96万円 24万円
南島原市 1/2 80万円 60万円 60万円
長与町 1/2 50万円 50万円 70万円
佐世保市 1/3 60万円(区分あり) 40万円 80万円
波佐見町 1/3 30万円(区分あり) 30万円 90万円

長崎県の5自治体の自己負担(試算)は24万円〜90万円に散らばり、20万円台が1自治体と最も多く、50万円以下まで下がるのは1自治体です。
※各自治体の公式サイトを2026年9月20日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。

小値賀町だけが突出して自己負担が低く、壱岐市や平戸市、南島原市のように率が標準的な自治体では上限額で頭打ちになって自己負担が中位にとどまります。長崎市や諫早市のように上限額がやや低めの自治体が多く並ぶのは、町なかの自治体ほど率型の制度で上限を抑えている傾向によるものです。離島か本土かで自己負担の水準が変わって見えるのも、長崎県の試算表の読みどころです。

長崎県で補助を使うときの落とし穴

長崎県では長崎市のように工事を頼める業者を市内の事業者に限り、他の補助金との併用も認めない自治体があります。島原市のように受付の締切日がはっきり決まっている一方、事前の相談を済ませておかないと間に合わない制度もあります。

  • 着工前申請: 長崎県では16自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
  • 今年度の受付終了: 佐世保市の1自治体。来年度の募集は多くが4〜6月に始まります
  • 先着・抽選: 佐世保市・松浦市の2自治体が件数枠を設けています
  • 業者の地域縛り: 長崎市・諫早市・平戸市・松浦市などの8自治体が市内・町内の業者に限定しています
  • 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります

補助額は見積額で決まる

補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。長崎県の主流である1/2の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も5万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。

解体工事比較ナビ

こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方

できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。

利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。

解体せずに売る選択肢

古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。

ラクウル(空き家の買取)

こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方

できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。

全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。

よくある質問

長崎県で補助金が無い5自治体(大村市・五島市・時津町・東彼杵町など)の空き家はどうすればいい?

解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。長崎県では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。

長崎県で最も手厚い小値賀町の制度は誰でも使えますか?

小値賀町の制度は「小値賀町内に存する、現に使用されていない木造の建築物で、過半が居住の用に供されていたもの。住宅地区改良法施行規則別表第1(い)欄の評定区分二の構造の腐朽又は破損の程度における合計評点が100点以上と測定される建築物」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率4/5・上限150万円という数字だけで判断せず、小値賀町の記事で条件を確認してください。

まとめ

  • 長崎県の21市区町村のうち16自治体に解体補助があり、上限は30万円〜150万円
  • 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい小値賀町で自己負担は約24万円(試算)
  • 同じ計算での自己負担の中央値は70万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第

長崎県の市区町村ごとの補助金を見る

他の都道府県の解体補助金

本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。

参考文献

  • 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
  • HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
  • LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
  • イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/

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この記事を書いた人

たたみさんのアバター たたみさん 実家じまいプロ 編集担当

「実家じまいプロ」の案内人(ペンネーム)。親の家とお墓を片づける手続きを、自治体の公式サイトを1件ずつ確認しながら書いています。窓口の運用は自治体ごとに違うため、申請の前には各自治体への確認をおすすめしています。

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