京都府の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくらになるか【2026年版】

京都府の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくら

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京都府の26市区町村のうち9自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい京都市(補助率1/2・上限60万円)の制度で、自己負担は約60万円です。補助を受けられるかどうかは京都市の審査や判定で決まります。

  • 京都府の26市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは9自治体、無いと確認できたのは17自治体です
  • 上限額は20万円〜60万円(中央値40万円)。補助率は1/3が6自治体で最多
  • 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約60万円、中央値で約80万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
  • ただし1自治体は今年度の受付を終了しています。申請は着工前が原則なので、解体を決める前に窓口へ
目次

解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)

出典(更新日) 木造30坪の目安 金額に含まれるもの(出典の説明)
HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) 90万〜150万円(坪3万〜5万円) 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明
LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) 120万〜150万円 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明
イエウール土地活用(2026年6月8日) 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明

いずれも全国を対象にした目安で、京都府内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは京都府に限った解体費用の相場データを確認できていないため、京都府の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。

京都府は老朽危険空家型と耐震除却型がほぼ同数で並び、京都市や宇治市は旧耐震基準の木造住宅を対象にする耐震除却型、舞鶴市や綾部市、京田辺市は老朽危険空家型という住み分けです。制度がある自治体自体が少なく、京都市のように町家を除く老朽木造建築物を対象にするなど、密集市街地や細い路地が多い京都らしい条件も見られます。丹後や北部の自治体は制度そのものが少なく、南部の自治体に偏っている印象です。

京都府の解体補助金はどんな制度が多い?

制度の型 自治体数 主な対象
老朽危険空家型 6 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物
耐震除却型 3 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅
特定空家型 0 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物
その他 0 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど

京都府では老朽危険空家型が6自治体(舞鶴市・綾部市・京田辺市など)、耐震除却型が3自治体(京都市・宇治市・井手町)です。

補助率 自治体数
1/3 6
1/2 1
4/5 1

補助率が4/5以上と高いのは宇治田原町の1自治体です。

補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)

順位 自治体 制度名 補助率 上限額
1 京都市 防災まちづくり推進事業(老朽木造建築物除却事業) 1/2 60万円
2 京田辺市 京田辺市空家等の利活用推進補助事業(除却工事) 1/3 50万円
3 井手町 井手町空家等流動化促進事業補助金 定額(除却費用の実費と50万円のいずれか少ない額) 50万円
4 宇治田原町 空家等除却支援事業補助金(町管理不全空家等除却支援事業補助金交付規則) 不良住宅=補助対象経費の4/5・特定空家等/要観察空家等=補助対象経費の2/5 不良住宅=40万円・特定空家等/要観察空家等=20万円
5 舞鶴市 舞鶴市空き家除却支援事業補助金(空き家除却補助) 1/3 40万円

京都市、京田辺市、井手町、宇治田原町、舞鶴市という上位の自治体では、京丹後市や舞鶴市、宇治田原町のように先に「不良住宅」としての評点判定を受けなければ申請にすら進めない仕組みが目立ちます。宇治田原町のように不良住宅か特定空家等かで上限額そのものが変わる制度もあり、上位に並んでいるからといって誰でも同じ額を受け取れるわけではありません。工事を頼める業者も市内や町内に限られることが多く、判定と業者選びの両方を先に確かめる必要があります。

補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)

ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、京都府の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、京都府の制度あり9自治体を補助額の大きい順に並べました。

自治体 補助率 上限額 補助額(試算) 自己負担(試算)
京都市 1/2 60万円 60万円 60万円
井手町 定額 50万円 50万円 70万円
京田辺市 1/3 50万円 40万円 80万円
舞鶴市 1/3 40万円 40万円 80万円
宇治田原町 4/5 40万円(区分あり) 40万円 80万円
綾部市 1/3 30万円 30万円 90万円
宇治市 1/3 30万円 30万円 90万円
与謝野町 1/3 30万円 30万円 90万円
京丹後市 1/3 20万円 20万円 100万円

京都府の9自治体の自己負担(試算)は60万円〜100万円に散らばり、80万円台が3自治体と最も多く、50万円以下まで下がる自治体はありません。
※各自治体の公式サイトを2026年9月20日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。

京都市のように上限額で頭打ちになる自治体と、京田辺市や舞鶴市のように率で決まって上限まで届かない自治体とでは、同じ自己負担でも仕組みが違います。京丹後市のように率だけが低い自治体は、解体費が上がるほど自己負担が重くなりやすい構造です。自己負担が中位に集まりやすいのは、京都府内の制度が率型中心で、上限額そのものが控えめな自治体が多いためです。

京都府で補助を使うときの落とし穴

京都府では京丹後市や舞鶴市、宇治田原町のように、申請の前に「不良住宅」としての評点判定を市や町から受ける必要がある自治体が目立ちます。工事を頼める業者も市内や町内に限られることが多く、対象になるかどうかは自分だけでは決められません。

  • 着工前申請: 京都府では8自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
  • 今年度の受付終了: 宇治市の1自治体。来年度の募集は多くが4〜6月に始まります
  • 先着・抽選: 舞鶴市・井手町・宇治田原町の3自治体が件数枠を設けています
  • 業者の地域縛り: 舞鶴市・綾部市・京田辺市・京丹後市などの6自治体が市内・町内の業者に限定しています
  • 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります

補助額は見積額で決まる

補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。京都府の主流である1/3の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も6.7万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。

解体工事比較ナビ

こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方

できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。

利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。

解体せずに売る選択肢

古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。

ラクウル(空き家の買取)

こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方

できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。

全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。

よくある質問

京都府で補助金が無い17自治体(福知山市・宮津市・亀岡市・城陽市など)の空き家はどうすればいい?

解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。京都府では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。

京都府で最も手厚い京都市の制度は誰でも使えますか?

京都市の制度は「昭和56年6月1日に現に存し、又は工事中であった木造建築物で、原則京町家でないもの。かつ、次のいずれかに該当する道路条件を満たすこと: (1)袋路(幅員4m未満の行き止まりの道)に接している (2)幅員1.8m未満の道にのみ接している (3)建築基準法上の道路に接する部分が2m未満 (4)優先地区(柏野・翔鸞・仁和・正親・出水・六原の各学区)内の幅員2.7m未満の2項道路に接している (5)密集市街地又は細街路の防災性・住環境向上のための総合計画用地の一部。空き家であることは要件ではなく、老朽木造建築物一般が対象。」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率1/2・上限60万円という数字だけで判断せず、京都市の記事で条件を確認してください。

まとめ

  • 京都府の26市区町村のうち9自治体に解体補助があり、上限は20万円〜60万円
  • 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい京都市で自己負担は約60万円(試算)
  • 同じ計算での自己負担の中央値は80万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第

京都府の市区町村ごとの補助金を見る

他の都道府県の解体補助金

本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。

参考文献

  • 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
  • HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
  • LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
  • イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/

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この記事を書いた人

たたみさんのアバター たたみさん 実家じまいプロ 編集担当

「実家じまいプロ」の案内人(ペンネーム)。親の家とお墓を片づける手続きを、自治体の公式サイトを1件ずつ確認しながら書いています。窓口の運用は自治体ごとに違うため、申請の前には各自治体への確認をおすすめしています。

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