岩手県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくらになるか【2026年版】

岩手県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくら

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岩手県の33市区町村のうち17自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい金ケ崎町(補助率4/5・上限100万円)の制度で、自己負担は約24万円です。補助を受けられるかどうかは金ケ崎町の審査や判定で決まります。

  • 岩手県の33市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは17自治体、無いと確認できたのは16自治体です
  • 上限額は30万円〜100万円(中央値50万円)。補助率は4/5が9自治体で最多
  • 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約24万円、中央値で約70万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
  • 申請は着工前が原則。契約や工事のあとでは対象外になる自治体がほとんどです
目次

解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)

出典(更新日) 木造30坪の目安 金額に含まれるもの(出典の説明)
HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) 90万〜150万円(坪3万〜5万円) 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明
LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) 120万〜150万円 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明
イエウール土地活用(2026年6月8日) 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明

いずれも全国を対象にした目安で、岩手県内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは岩手県に限った解体費用の相場データを確認できていないため、岩手県の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。

岩手県は老朽危険空家型が中心ですが、宮古市や大槌町、軽米町のように空き家バンクなどと組み合わせたその他の枠組みを選ぶ自治体もあります。八幡平市だけが耐震除却型という別の切り口で運用しており、面積の広い県だけに、花巻市や北上市のような内陸部と沿岸部とで制度の作り方が揃っていない印象です。補助率は高い区分を採る自治体が多数派という珍しい県で、控えめな区分のほうがむしろ少数派に回っています。

岩手県の解体補助金はどんな制度が多い?

制度の型 自治体数 主な対象
老朽危険空家型 13 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物
耐震除却型 1 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅
特定空家型 0 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物
その他 3 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど

岩手県では老朽危険空家型が13自治体(大船渡市・花巻市・北上市など)、その他が3自治体(宮古市・大槌町・軽米町)、耐震除却型が1自治体(八幡平市)です。

補助率 自治体数
4/5 9
1/3 2
1/2 2
2/3 1
3/4 1

補助率が4/5以上と高いのは花巻市・北上市・一関市・奥州市・滝沢市などの9自治体です。

補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)

順位 自治体 制度名 補助率 上限額
1 金ケ崎町 金ケ崎町空き家除却補助金 5分の4 特定空家・不良住宅=100万円/その他の空き家=50万円
2 八幡平市 八幡平市老朽空家等解体工事費補助金 対象経費の3分の2 100万円
3 岩泉町 岩泉町住まいるづくり事業補助金(④空き家等解体補助) 3分の1 100万円(令和8年9月改正で50万円から引き上げ)。ただし標準建築費(不良住宅等除却費)による限度額あり
4 宮古市 宮古市空家等利活用補助金(解体撤去) 1/3(千円未満端数切捨て) 不良住宅(住宅不良度評点100点以上)=70万円/不良住宅非該当(評点100点未満)=30万円
5 花巻市 花巻市老朽危険住宅除却費補助金 対象経費の10分の8(1,000円未満切り捨て) 50万円(単価上限:木造36,000円/㎡、木造以外51,000円/㎡)

一位の金ケ崎町は特定空家等・不良住宅と判定されるかその他の空き家かで受け取れる額がまるで違い、宮古市も住宅の不良度評点次第で区分が分かれます。岩泉町は上限額を見直したばかりで、制度が動いている最中の自治体もあるため、表の数字を見た時点での最新情報かどうかを担当課に一度確かめておいたほうが、後から慌てずにすみそうです。

補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)

ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、岩手県の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、岩手県の制度あり15自治体を補助額の大きい順に並べました。

自治体 補助率 上限額 補助額(試算) 自己負担(試算)
金ケ崎町 4/5 100万円(区分あり) 96万円 24万円
八幡平市 2/3 100万円 80万円 40万円
花巻市 4/5 50万円(区分あり) 50万円 70万円
北上市 4/5 50万円 50万円 70万円
遠野市 1/2 50万円 50万円 70万円
一関市 4/5 50万円 50万円 70万円
二戸市 1/2 50万円 50万円 70万円
奥州市 4/5 50万円 50万円 70万円
滝沢市 4/5 50万円(区分あり) 50万円 70万円
住田町 4/5 50万円 50万円 70万円
軽米町 4/5 50万円 50万円 70万円
洋野町 4/5 50万円 50万円 70万円
岩泉町 1/3 100万円(区分あり) 40万円 80万円
宮古市 1/3 70万円(区分あり) 40万円 80万円
大槌町 3/4 30万円 30万円 90万円

岩手県の15自治体の自己負担(試算)は24万円〜90万円に散らばり、70万円台が10自治体と最も多く、50万円以下まで下がるのは2自治体です。
※各自治体の公式サイトを2026年9月20日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。

岩手県の試算は金ケ崎町のように高い区分の率で大きく下がる自治体と、花巻市や北上市のように上限額で頭打ちになる自治体に分かれます。中央あたりに多くの自治体が集まっているのは、県内で似た区分の率を採る自治体が多いためで、自分の街がどちら寄りの仕組みかを見ておくと試算の意味が変わってきます。

岩手県で補助を使うときの落とし穴

岩手県では、大槌町のように申請できる期間が年に一度、数日間しかなく抽選になる自治体があります。一関市の制度は利子の補給であって解体費そのものの補助ではなく、二戸市は特定空き家の指定を受けていないと対象になりません。名前だけで判断すると当てが外れる制度がそろっています。

  • 着工前申請: 岩手県では14自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
  • 先着・抽選: 大槌町の1自治体が件数枠を設けています
  • 業者の地域縛り: 一関市・二戸市・金ケ崎町・住田町などの7自治体が市内・町内の業者に限定しています
  • 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります

補助額は見積額で決まる

補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。岩手県の主流である4/5の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も2.0万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。

解体工事比較ナビ

こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方

できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。

利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。

解体せずに売る選択肢

古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。

ラクウル(空き家の買取)

こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方

できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。

全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。

よくある質問

岩手県で補助金が無い16自治体(盛岡市・久慈市・陸前高田市・雫石町など)の空き家はどうすればいい?

解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。岩手県では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。

岩手県で最も手厚い金ケ崎町の制度は誰でも使えますか?

金ケ崎町の制度は「1年以上居住がなく、倒壊・部材の落下及び飛散等の危険性があり周囲に悪影響を及ぼすおそれがある住居用空き家(併用住宅を含む・住宅部分が延床面積の1/2以上で店舗等として利用されていないもの)。住宅の利活用を目的とした補助金の交付を受けたことがないもの、公共事業等の補償対象外であること。特定空家・不良住宅とその他の空き家で上限額が区分される。」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率4/5・上限100万円という数字だけで判断せず、金ケ崎町の記事で条件を確認してください。

まとめ

  • 岩手県の33市区町村のうち17自治体に解体補助があり、上限は30万円〜100万円
  • 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい金ケ崎町で自己負担は約24万円(試算)
  • 同じ計算での自己負担の中央値は70万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第

岩手県の市区町村ごとの補助金を見る

他の都道府県の解体補助金

本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。

参考文献

  • 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
  • HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
  • LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
  • イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/

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この記事を書いた人

たたみさんのアバター たたみさん 実家じまいプロ 編集担当

「実家じまいプロ」の案内人(ペンネーム)。親の家とお墓を片づける手続きを、自治体の公式サイトを1件ずつ確認しながら書いています。窓口の運用は自治体ごとに違うため、申請の前には各自治体への確認をおすすめしています。

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