岐阜県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくらになるか【2026年版】

岐阜県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくら

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岐阜県の42市区町村のうち33自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい東白川村(補助率4/5・上限100万円)の制度で、自己負担は約24万円です。補助を受けられるかどうかは東白川村の審査や判定で決まります。

  • 岐阜県の42市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは33自治体、無いと確認できたのは9自治体です
  • 上限額は15万円〜100万円(中央値30万円)。補助率は1/2が16自治体で最多
  • 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約24万円、中央値で約85万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
  • ただし4自治体は今年度の受付を終了しています。申請は着工前が原則なので、解体を決める前に窓口へ
目次

解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)

出典(更新日) 木造30坪の目安 金額に含まれるもの(出典の説明)
HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) 90万〜150万円(坪3万〜5万円) 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明
LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) 120万〜150万円 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明
イエウール土地活用(2026年6月8日) 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明

いずれも全国を対象にした目安で、岐阜県内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは岐阜県に限った解体費用の相場データを確認できていないため、岐阜県の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。

岐阜県は老朽危険空家型が岐阜市や高山市、瑞浪市など県内に広く分布し、特定空家型は大垣市や関市、関ケ原町のように空家法の認定を前提にする自治体でまとまっています。多治見市や美濃加茂市、海津市の耐震除却型に対し、中津川市や美濃市、飛騨市は独自枠を設けており、豪雪の飛騨地方と長良川流域が広がる美濃地方とで、制度の色合いがかなりはっきりと分かれているのが分かります。

岐阜県の解体補助金はどんな制度が多い?

制度の型 自治体数 主な対象
老朽危険空家型 16 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物
耐震除却型 5 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅
特定空家型 7 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物
その他 5 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど

岐阜県では老朽危険空家型が16自治体(岐阜市・高山市・瑞浪市など)、特定空家型が7自治体(大垣市・関市・関ケ原町など)、耐震除却型が5自治体(多治見市・美濃加茂市・海津市など)、その他が5自治体(中津川市・美濃市・飛騨市など)です。

補助率 自治体数
1/2 16
1/3 15
4/5 1

補助率が4/5以上と高いのは東白川村の1自治体です。

補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)

順位 自治体 制度名 補助率 上限額
1 東白川村 東白川村老朽危険空き家等解体支援事業補助金 4/5 100万円
2 高山市 高山市空家等除却支援事業補助金(空家等除却補助金) 1/2 100万円(限度額1,000千円)
3 飛騨市 飛騨市空家除却補助金 所有者等=1/2以内 / 行政区等(特定空家・取得含む)=2/3以内 一般空家=100万円/特定空家(所有者等)=100万円/特定空家(行政区等・解体のみ)=200万円/特定空家(行政区等・取得含む)=200万円
4 白川村 白川村老朽危険空家等除却支援事業補助金 1/2 100万円
5 恵那市 危険空家解体撤去支援事業 1/2 特定空家=60万円/不良空家=30万円

東白川村や飛騨市、恵那市は、申請するのが所有者本人か地域の行政区かで上限額が大きく変わる仕組みを持ち、個人で進めるか自治会などを通すかで結果が違ってきます。高山市や白川村のように、上限額自体は近くても現地調査を経なければ確定しない自治体もあり、上位に並ぶからといって手続きの軽さまで同じではありません。

補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)

ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、岐阜県の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、岐阜県の制度あり32自治体を補助額の大きい順に並べました。

自治体 補助率 上限額 補助額(試算) 自己負担(試算)
東白川村 4/5 100万円 96万円 24万円
高山市 1/2 100万円 60万円 60万円
飛騨市 1/2 100万円(区分あり) 60万円 60万円
白川村 1/2 100万円 60万円 60万円
恵那市 1/2 60万円(区分あり) 60万円 60万円
岐阜市 1/2 記載なし(率のみで試算) 60万円 60万円
瑞浪市 1/2 50万円 50万円 70万円
土岐市 1/2 50万円 50万円 70万円
海津市 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
笠松町 1/2 50万円 50万円 70万円
白川町 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
揖斐川町 1/3 50万円 40万円 80万円
池田町 1/3 50万円 40万円 80万円
富加町 1/3 50万円 40万円 80万円
山県市 1/2 40万円 40万円 80万円

岐阜県の32自治体の自己負担(試算)は24万円〜105万円に散らばり、90万円台が13自治体と最も多く、50万円以下まで下がるのは1自治体です。
※各自治体の公式サイトを2026年9月20日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。

岐阜県の試算表は、東白川村のように上限額の高さで自己負担が下がる自治体と、恵那市のように区分の違いがそのまま反映される自治体が同居しています。多くの自治体が近い自己負担に集まっているのは、山間部と平野部で率の水準がそろってきているためで、地域差よりも認定の区分差の方が結果を左右します。

残り17自治体を含む全制度は岐阜県の空き家解体補助金一覧へ。

岐阜県で補助を使うときの落とし穴

岐阜県では高山市のように、判定基準や受付期間が公式ページにほとんど書かれておらず、現地調査を受けてみないと対象かどうか分からない自治体があります。飛騨市のように、事前相談の期間があらかじめ決まっていて、予算に達し次第その年度の受付が終わってしまう自治体もあります。

  • 着工前申請: 岐阜県では26自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
  • 今年度の受付終了: 大垣市・土岐市・飛騨市・富加町の4自治体。来年度の募集は多くが4〜6月に始まります
  • 先着・抽選: 多治見市・中津川市・恵那市・山県市などの6自治体が件数枠を設けています
  • 業者の地域縛り: 中津川市・美濃加茂市・土岐市・山県市などの5自治体が市内・町内の業者に限定しています
  • 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります

補助額は見積額で決まる

補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。岐阜県の主流である1/2の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も5万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。

解体工事比較ナビ

こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方

できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。

利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。

解体せずに売る選択肢

古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。

ラクウル(空き家の買取)

こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方

できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。

全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。

よくある質問

岐阜県で補助金が無い9自治体(羽島市・各務原市・可児市・瑞穂市など)の空き家はどうすればいい?

解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。岐阜県では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。

岐阜県で最も手厚い東白川村の制度は誰でも使えますか?

東白川村の制度は「個人が所有する物件で建て替えを目的としていないもの、所有権以外の物権又は貸借権が設定されていないもの、「東白川村空き家等老朽基準表」で役場職員3名の評点平均が100点を超える「公益に反する老朽危険空き家等」(通行の妨げ・公共物や河川用水への支障・電線ケーブルへの損害のおそれ、又は空家法上の特定空家等で著しく保安上危険なもの)」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率4/5・上限100万円という数字だけで判断せず、東白川村の記事で条件を確認してください。

まとめ

  • 岐阜県の42市区町村のうち33自治体に解体補助があり、上限は15万円〜100万円
  • 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい東白川村で自己負担は約24万円(試算)
  • 同じ計算での自己負担の中央値は85万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第

岐阜県の市区町村ごとの補助金を見る

他の都道府県の解体補助金

本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。

参考文献

  • 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
  • HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
  • LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
  • イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/

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この記事を書いた人

たたみさんのアバター たたみさん 実家じまいプロ 編集担当

「実家じまいプロ」の案内人(ペンネーム)。親の家とお墓を片づける手続きを、自治体の公式サイトを1件ずつ確認しながら書いています。窓口の運用は自治体ごとに違うため、申請の前には各自治体への確認をおすすめしています。

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