茨城県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくらになるか【2026年版】

茨城県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくら

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茨城県の44市区町村のうち25自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい東海村(補助率2/3・上限80万円)の制度で、自己負担は約40万円です。補助を受けられるかどうかは東海村の審査や判定で決まります。

  • 茨城県の44市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは25自治体、無いと確認できたのは18自治体です
  • 上限額は30万円〜100万円(中央値50万円)。補助率は1/2が15自治体で最多
  • 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約40万円、中央値で約72万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
  • ただし2自治体は今年度の受付を終了しています。申請は着工前が原則なので、解体を決める前に窓口へ
目次

解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)

出典(更新日) 木造30坪の目安 金額に含まれるもの(出典の説明)
HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) 90万〜150万円(坪3万〜5万円) 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明
LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) 120万〜150万円 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明
イエウール土地活用(2026年6月8日) 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明

いずれも全国を対象にした目安で、茨城県内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは茨城県に限った解体費用の相場データを確認できていないため、茨城県の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。

茨城県は老朽危険空家型が最も多いものの、笠間市やかすみがうら市、行方市のように空家法の特定空家等に絞った制度を持つ自治体もまとまってあります。日立市や高萩市は耐震除却型という別の切り口で、結城市や東海村のようにその他の枠組みで運用する自治体も混在しており、県内でも制度の入口がそろっていません。補助率は控えめな区分が主流で、高い区分を用意しているのは鹿嶋市だけという珍しい構成です。

茨城県の解体補助金はどんな制度が多い?

制度の型 自治体数 主な対象
老朽危険空家型 13 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物
耐震除却型 2 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅
特定空家型 6 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物
その他 4 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど

茨城県では老朽危険空家型が13自治体(古河市・石岡市・龍ケ崎市など)、特定空家型が6自治体(笠間市・かすみがうら市・行方市など)、その他が4自治体(結城市・茨城町・東海村など)、耐震除却型が2自治体(日立市・高萩市)です。

補助率 自治体数
1/2 15
1/3 7
4/5 1
2/5 1
2/3 1

補助率が4/5以上と高いのは鹿嶋市の1自治体です。

補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)

順位 自治体 制度名 補助率 上限額
1 行方市 行方市空家等解体費補助金 2分の1 100万円
2 東海村 東海村空家等解体・リフォーム工事費補助金 3分の2 80万円(売却時の基本上限。村内本店業者の施工なら20万円加算で最大100万円)
3 鹿嶋市 令和8年度既存ストック利活用補助金制度 空家等解体費用の5分の4(千円未満切り捨て) 50万円
4 古河市 老朽した空き家の解体費の一部を補助します(古河市空き家解体補助金) 1/2 50万円
5 龍ケ崎市 龍ケ崎市老朽空家等解体費等補助金 1/2 50万円

上限額の一位は行方市ですが、二位の東海村は工事を頼む業者が村内に本店を置いているかどうかで、受け取れる上限が変わる仕組みです。鹿嶋市は高い区分の率を持つものの上限自体は控えめで、古河市や龍ケ崎市は逆に率は低めでも上限は標準的です。金額の並びだけでなく、業者選びの自由度も自治体ごとに違うと考えたほうがよさそうです。

補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)

ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、茨城県の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、茨城県の制度あり25自治体を補助額の大きい順に並べました。

自治体 補助率 上限額 補助額(試算) 自己負担(試算)
東海村 2/3 80万円(区分あり) 80万円 40万円
行方市 1/2 100万円 60万円 60万円
古河市 1/2 50万円 50万円 70万円
龍ケ崎市 1/2 50万円 50万円 70万円
笠間市 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
鹿嶋市 4/5 50万円 50万円 70万円
かすみがうら市 1/2 50万円 50万円 70万円
桜川市 1/2 50万円 50万円 70万円
神栖市 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
鉾田市 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
小美玉市 1/2 50万円 50万円 70万円
河内町 1/2 50万円 50万円 70万円
茨城町 2/5 50万円 48万円 72万円
筑西市 1/3 50万円 40万円 80万円
日立市 1/3 30万円 30万円 90万円

茨城県の25自治体の自己負担(試算)は40万円〜90万円に散らばり、70万円台が11自治体と最も多く、50万円以下まで下がるのは1自治体です。
※各自治体の公式サイトを2026年9月18日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。

茨城県の試算は水準に集まる自治体が目立ち、上限額まで足並みがそろっているのが特徴です。そのなかで東海村だけが頭ひとつ低い水準まで下がっており、率の高さと上限の組み合わせ次第で結果が変わることがよく分かります。中央値付近の自治体が多いぶん、自分の街がその他と違う位置にいないかを確かめる価値があります。

残り10自治体を含む全制度は茨城県の空き家解体補助金一覧へ。

茨城県で補助を使うときの落とし穴

茨城県では、五霞町のように工事を頼める業者が町内に限られる自治体や、高萩市のように郵送での申請ができず現地確認に時間がかかる自治体があります。行方市は随時受け付けている分、申し込みの順番がそのまま結果を左右する制度になっています。

  • 着工前申請: 茨城県では21自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
  • 今年度の受付終了: 結城市・下妻市の2自治体。来年度の募集は多くが4〜6月に始まります
  • 先着・抽選: 高萩市・桜川市・つくばみらい市の3自治体が件数枠を設けています
  • 業者の地域縛り: 常陸大宮市・桜川市・神栖市・つくばみらい市などの8自治体が市内・町内の業者に限定しています
  • 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります

補助額は見積額で決まる

補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。茨城県の主流である1/2の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も5万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。

解体工事比較ナビ

こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方

できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。

利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。

解体せずに売る選択肢

古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。

ラクウル(空き家の買取)

こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方

できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。

全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。

よくある質問

茨城県で補助金が無い18自治体(水戸市・土浦市・常総市・常陸太田市など)の空き家はどうすればいい?

解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。茨城県では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。

茨城県で最も手厚い東海村の制度は誰でも使えますか?

東海村の制度は「居住の用に供する空家等(住宅)の所有者等。東海村空家・空地バンクを通じて売却する場合、または同バンクを通じて購入し10年以上継続して居住する場合が対象。東海村外に所在する空き家、賃貸に供している空き家、住居部分のない空き家、併用住宅で住宅部分が延べ床面積の1/2未満のものは対象外」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率2/3・上限80万円という数字だけで判断せず、東海村の記事で条件を確認してください。

まとめ

  • 茨城県の44市区町村のうち25自治体に解体補助があり、上限は30万円〜100万円
  • 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい東海村で自己負担は約40万円(試算)
  • 同じ計算での自己負担の中央値は72万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第

茨城県の市区町村ごとの補助金を見る

他の都道府県の解体補助金

本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。

参考文献

  • 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
  • HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
  • LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
  • イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/

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この記事を書いた人

たたみさんのアバター たたみさん 実家じまいプロ 編集担当

「実家じまいプロ」の案内人(ペンネーム)。親の家とお墓を片づける手続きを、自治体の公式サイトを1件ずつ確認しながら書いています。窓口の運用は自治体ごとに違うため、申請の前には各自治体への確認をおすすめしています。

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