富山県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくらになるか【2026年版】

富山県の空き家解体費用|相場と補助金で実質いくら

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富山県の15市区町村のうち11自治体に、空き家の解体費用を補助する制度があります(当サイトが各自治体の公式サイトを確認した結果)。解体費を仮に120万円として計算すると、計算上の補助額が最も大きい滑川市(補助率1/2・上限70万円)の制度で、自己負担は約60万円です。補助を受けられるかどうかは滑川市の審査や判定で決まります。

  • 富山県の15市区町村を1件ずつ調べた結果、解体補助金があるのは11自治体、無いと確認できたのは4自治体です
  • 上限額は20万円〜70万円(中央値50万円)。補助率は1/2が7自治体で最多
  • 解体費を仮に120万円とした計算では、自己負担は計算上の補助額が最も大きい自治体で約60万円、中央値で約70万円(実際の見積額や補助の決定額ではありません)
  • 申請は着工前が原則。契約や工事のあとでは対象外になる自治体がほとんどです
目次

解体費用の目安(全国を対象にした民間の解説記事より)

出典(更新日) 木造30坪の目安 金額に含まれるもの(出典の説明)
HOME4U土地活用(2026年3月5日更新) 90万〜150万円(坪3万〜5万円) 解体工事の費用。付帯工事・調査費・アスベスト除去は別の費用として説明
LIFULL HOME’S(2026年1月15日更新) 120万〜150万円 解体工事の費用。諸経費・アスベスト撤去・付帯工事は別の費用として説明
イエウール土地活用(2026年6月8日) 建物本体60万〜120万円(坪2万〜4万円)/付帯・処分込みの例 約105万〜170万円 本体の坪単価に、付帯工事・廃棄物処分・諸経費が上乗せされると説明

いずれも全国を対象にした目安で、富山県内の実際の見積額を示すものではありません。当サイトでは富山県に限った解体費用の相場データを確認できていないため、富山県の相場としての数字は載せていません。付帯費用の内訳は空き家解体の費用相場へ。

富山県は自治体が危険と判定した空き家を対象にする老朽危険空家型が富山市・魚津市・滑川市など沿岸部の市を中心に広がり、高岡市・氷見市・南砺市は旧耐震基準の住宅に絞った耐震除却型を選んでいます。補助率は工事費の一部を補う水準にとどまる自治体が大半を占め、射水市のように高い補助率を用意する自治体はむしろ少数派です。日本海側の豪雪地帯を抱える県だけに、老朽度の判定基準は自治体ごとに細かく作り込まれている印象があります。

富山県の解体補助金はどんな制度が多い?

制度の型 自治体数 主な対象
老朽危険空家型 8 自治体の判定で「不良住宅」「危険空家」と認められた建物
耐震除却型 3 昭和56年5月以前の旧耐震の木造住宅
特定空家型 0 空家法の「特定空家等」「管理不全空家等」に認定された建物
その他 0 空き家バンク連動・跡地活用条件付きなど

富山県では老朽危険空家型が8自治体(富山市・魚津市・滑川市など)、耐震除却型が3自治体(高岡市・氷見市・南砺市)です。

補助率 自治体数
1/2 7
1/3 2
2/3 1
4/5 1

補助率が4/5以上と高いのは射水市の1自治体です。

補助が手厚い自治体トップ5(上限額順)

順位 自治体 制度名 補助率 上限額
1 滑川市 滑川市危険老朽空き家除却支援補助金 1/2以内 70万円
2 魚津市 魚津市危険老朽空家対策支援事業補助金(危険老朽空家の解体支援) 1/2(令和7年度に1/3から引き上げ) 居住誘導区域内=評点150点以上60万円・90~150点未満20万円/居住誘導区域外=評点150点以上50万円・90~150点未満10万円(建物間隔1m未満の連棟空家を同時解体する場合は70万円まで増額)
3 入善町 老朽危険家屋解体補助金(空き家バンク活用促進事業補助金の一つ) 1/3以内 ランク3=60万円(付属屋+10万円)/ランク4=100万円(付属屋+20万円)
4 射水市 射水市老朽危険空き家解体補助金(老朽度70点以上100点未満は「老朽空き家解体補助金」) 老朽危険空き家(評点100点以上)=4/5/老朽空き家(評点70点以上100点未満)=1/2 老朽危険空き家=50万円/老朽空き家=25万円
5 氷見市 氷見市危険老朽空き家等解体支援補助金 2/3 危険老朽空家=50万円/老朽空家=30万円

上位の魚津市・射水市・入善町は、いずれも老朽度を点数化した評点によって補助率も上限額も段階的に変わる仕組みで、点数が低いと上位に並ぶ金額には届きません。氷見市のように区分だけで金額が分かれる自治体もあり、上限額の大きさだけを見て自分の実家に当てはまると決めつけると外れます。評点や区分がどう決まるかを先に確かめたほうが、結果的に近道です。

補助を使うと自己負担はいくら?(木造30坪(約99㎡)で解体費を仮に120万円とした場合の計算例)

ここでの120万円は、上の目安の範囲に入る金額として置いた計算用の仮の金額で、富山県の相場や実際の見積額ではありません。補助額=「解体費×補助率」と「上限額」の低いほうとして、富山県の制度あり11自治体を補助額の大きい順に並べました。

自治体 補助率 上限額 補助額(試算) 自己負担(試算)
滑川市 1/2 70万円 60万円 60万円
魚津市 1/2 60万円(区分あり) 60万円 60万円
富山市 1/2 50万円 50万円 70万円
氷見市 2/3 50万円(区分あり) 50万円 70万円
黒部市 1/2 50万円 50万円 70万円
小矢部市 1/2 50万円 50万円 70万円
南砺市 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
射水市 4/5 50万円(区分あり) 50万円 70万円
立山町 1/2 50万円(区分あり) 50万円 70万円
入善町 1/3 60万円(区分あり) 40万円 80万円
高岡市 1/3 20万円 20万円 100万円

富山県の11自治体の自己負担(試算)は60万円〜100万円に散らばり、70万円台が7自治体と最も多く、50万円以下まで下がる自治体はありません。
※各自治体の公式サイトを2026年9月20日に確認した数値による機械的な計算です。実際の補助額は見積額と自治体の審査で決まります。「区分あり」は最初に書かれた基本区分で計算。載っていない自治体は率か上限が公式サイトに数値で書かれていないものです。

富山県の表は、他の県のように上限で頭打ちになる自治体がほとんど見当たらず、率の控えめさがそのまま自己負担の重さに直結しています。滑川市や魚津市のように上限額まで届かない範囲で率が効いている自治体と、高岡市のように上限額自体が低く設定されている自治体とでは、負担が重くなる理由が違います。同じ自己負担でも、率が控えめだからなのか上限が低いからなのかを見分けてください。

富山県で補助を使うときの落とし穴

富山県の氷見市は電話やメールでの相談を受け付けておらず、窓口に足を運ぶことが最初の関門になっています。入善町のように、解体後の土地を空き家バンクに登録して維持管理を続けることまで条件に含む自治体もあり、解体してしまえば終わりとは限らない制度が混ざっています。

  • 着工前申請: 富山県では6自治体が「交付決定前の契約・着工は対象外」と明記しています
  • 業者の地域縛り: 魚津市・氷見市・黒部市・射水市の4自治体が市内・町内の業者に限定しています
  • 固定資産税: 更地にすると住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の税額が上がることがあります

補助額は見積額で決まる

補助率型では補助額=見積額×補助率(上限あり)。富山県の主流である1/2の制度なら、見積もりが10万円高いだけで自己負担も5万円増えます。申請書に添付する見積書を取る段階で、2〜3社の明細を並べてください。

解体工事比較ナビ

こんな方に 解体を考えていて、頼む業者がまだ決まっていない方

できること 審査を通った解体業者を3〜4社紹介してもらい、見積もりを比べられます。断りの連絡は運営が代行します。

利用は無料。立ち会いなしの現地調査も可と案内されています。運営は株式会社サフタ(2026年9月27日確認)。見積もりの依頼は契約ではありません。

解体せずに売る選択肢

古家付きのまま買い取ってもらえれば解体費そのものが要りません。判断の目安は空き家のまま売れるかどうかの判断へ。

ラクウル(空き家の買取)

こんな方に 解体する前に、古い家のまま売れるかを知りたい方

できること 空き家・中古戸建ての買取を専門にする会社に、無料で査定を頼めます。築年数は問わないと案内されています。買取なので仲介手数料はかかりません。

全国対応。運営は株式会社ネクサスプロパティマネジメント。

よくある質問

富山県で補助金が無い4自治体(砺波市・舟橋村・上市町・朝日町)の空き家はどうすればいい?

解体そのものへの補助が無くても、耐震診断・家財処分・空き家バンク登録への補助が別にある場合があります。富山県では制度の有無に関わらず、相見積もりで解体費を適正にすることと、解体せず売る選択肢を比べることが同じように効きます。

富山県で最も手厚い滑川市の制度は誰でも使えますか?

滑川市の制度は「一戸建ての住宅(延べ床面積の過半数が専ら居住の用に供されている併用住宅を含む)で、市が実施する老朽度判定で一定以上の評点であるもの」が対象で、自治体の判定や認定が前提です。補助率1/2・上限70万円という数字だけで判断せず、滑川市の記事で条件を確認してください。

まとめ

  • 富山県の15市区町村のうち11自治体に解体補助があり、上限は20万円〜70万円
  • 解体費を仮に120万円とすると、計算上の補助額が最も大きい滑川市で自己負担は約60万円(試算)
  • 同じ計算での自己負担の中央値は70万円。対象になるかは自治体の審査・判定次第

富山県の市区町村ごとの補助金を見る

他の都道府県の解体補助金

本記事の数値・制度は下記出典に基づきます。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。

参考文献

  • 各市区町村公式サイト(試算表・トップ5の各自治体のリンク先)
  • HOME4U土地活用「家の解体費用の相場」(2026年3月5日更新) https://land.home4u.jp/guide/land-usage-howto-104-13229
  • LIFULL HOME’S「実家の解体費用はいくら?30坪・50坪などの相場や工事の流れも解説」(2026年1月15日更新) https://www.homes.co.jp/satei/media/entry/202305/demolition
  • イエウール土地活用「家の解体費用は坪単価で計算できる!」(2026年6月8日) https://land.ieul.jp/knowledge/demolition/house/102897/

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この記事を書いた人

たたみさんのアバター たたみさん 実家じまいプロ 編集担当

「実家じまいプロ」の案内人(ペンネーム)。親の家とお墓を片づける手続きを、自治体の公式サイトを1件ずつ確認しながら書いています。窓口の運用は自治体ごとに違うため、申請の前には各自治体への確認をおすすめしています。

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